今年は全国的に暖冬傾向あるとニュースで聞きました。
ここ富士見農場も暖かい日が続き、
例年に比べて八ヶ岳が白くなるのが遅かったと感じました。
この時期の富士見農場の作業をご紹介したいと思います。
主に宿根草の株分けと植え込み、手入れを行っています。
そこで今回は、アスチルベの株分けの
仕方をご紹介しようと思います。
アスチルベは半日陰から日陰の植栽に適し、
強健で手間いらずな優秀な宿根草です。
昨今では品種改良が進み、沢山の種類が出回っています。
育てている方も多いかと思います。
比較的簡単に株分けできるので、
ポットで育てている方も地植えにしている方も、
株のリフレッシュを兼ねて、挑戦してみてください。
これは畑で養生した株になります。
まずは余分な土を落とし、
芽がどこにあるか確認できるようにしましょう。
まずは大まかに割ります。
手で割れなければハサミを使ってください。
割った株の土をはらい、
こんな感じで1株に2~3芽付くように切っていきます。
これは9㎝ポットに植え込むのでこの大きさですが、
もっと大きく割ってもかまいません。
最終的に1株からこんなにたくさん分けることができました。
次にガウラの切り戻しも紹介します。
このように伸びきった苗を、下から2~3節くらい残してカットします。
そうすると、枝が分岐し下からも新芽が伸びて、こんもりした株姿になります。
こんな感じで思い切ってカットします。
これは10月下旬に切り戻しをした苗です。
芽がたくさん出ていい感じになりました。
よくガウラの葉っぱに赤い斑点模様が出てくることがあります。
「病気ですか?」と、よくご質問を受けます。
まず病気ではないのでご安心ください。
これは低温に当たると現れるもので、生育状なにも問題ありません。
気温が上がり、暖かい日が続くと段々と消えて緑の葉っぱに戻ります。
参考にして頂けたでしょうか。
簡単ですので試してみてください。